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SSIM を使った画質の評価


SSIM 計算ソフト CalQ の紹介

新しい画質評価指標 SSIM

SSIM を使うと「二つの画像がどれだけ似ているか?」「どれだけ違うのか?」といった指標を得ることができます。 「指標」はとても大切で、この指標があるおかげで客観的な評価が出来るようになります。

PSNR と SSIM

今まで、SSIM が必要とされる場面では、 PSNR という指標が使われてきました。(→ コレは結構有名な指標です。) ところが、SSIMのホームページのデモ を見ると、PSNR は用途によっては役不足というか、ふさわしくないことがわかります。

デモを見ていきます。アインシュタインの写真が 6枚あり、左上の画像はオリジナル画像、それ以外は劣化画像です。 上段中央の画像(meanshift.gif)は、オリジナル画像とほぼ同じに見えます。 これに対し、下段右端の画像(jpg.gif)はかなり劣化しています。

それなのに、この二つの画像の MSE は、ほぼ同じ値です。 MSE の性質はオリジナル画像とまったく同じときに値が 0 (MSE=0) となり、違いがあればあるほど、値が大きくなっていきます。

アインシュタインのデモの更に下の図を見てみます。 見た目では、円の上の画像が中央のオリジナルに近く、円右下の画像はオリジナルとかけ離れています。 ところが、円周上にあるこれらの画像は、すべて同じ MSE です。

これらのデモは、「MSE が仮に同じであっても、人間の目から受ける印象とはかけ離れる場合もある。」ということを アピールしています。 MSE や、MSE をモトに求めた PSNR はあくまで機械的な計算で得られた「値」であって、 人間の感覚とは必ずしも一致しないということです。

逆にそういった背景を踏まえて生まれてきたのが、人間の感覚に近い、SSIM です。

SSIM のアルゴリズムを考案された方は、Zhou Wang さん, Alan C. Bovik さん, Hamid R. Sheikh さん Eero P. Simoncelli さんです。 本ホームページでは、この SSIM アルゴリズムを実装したツールを提供しています。

SSIM を計算してみよう!

では、デモページでやっているように、アインシュタインの SSIM を実際に計算してみましょう。 本ソフトを起動し「オリジナル画像」と「比較したい画像」を指定し、「評価」ボタンをクリックします。

スクリーンショット: NVIDIA 9800GT 上で使用しているところ。
calq_ss.png

計算結果と、デモページに記されている SSIM の値が同じ値になっていることを確認してください。
→ 本ソフトは、極めて忠実にSSIMアルゴリズムを実装しています。

正確さを検証したデータはコチラ

※ SSIM のホームページから、自分自身でアインシュタインの画像をダウンロードする場合は、 GIF 画像をダウンロードすること!!
デモページに表示されている画像は、340x340 の jpeg 画像です。 この jpeg 画像をクリックしたときに表示される画像が 256x256 の GIF 画像です。 デモページの SSIM の値は、GIF 画像を使って算出したものなので、 GIF 画像をダウンロードします。

SSIM リンク集

SSIM
The SSIM Index for Image Quality Assessment SSIM 公式ページ (英語)
Structural similarity - Wikipedia (英語)

PSNR, MSE
who7s 画質指標PSNRを求める
Peak signal-to-noise ratio - Wikipedia (英語)
SN比 - Wikipedia